GitのインストールとGitHubの登録が終わっているなら次に進んでください。
拡張子は「表示」してください。
Git Bashの起動
Gitをインストールしたら、一緒にGit Bashというソフトがインストールされているはずなので、それを起動します。

まず、タスクバーにあるWindowsボタンを押します。

Windowsボタンを押したら出てくる画面の一番上に検索用の入力欄が出てくるので、「git」と入力します。

一番上にgit bushが出てくるのでクリックするとソフトが開きます。

Git Bashを開くと「$」のところにカーソルがあるので、そこから入力します。
※gitをインストールする時、「Adjusting your PATH environment」の設定の時に、「Git from the command line and also from 3rd-party software」を選んでいれば、Git Bashだけじゃなくて、Windowsのコマンドプロンプトでも設定できます。
Gitのインストールを確認する|バージョン確認
Gitのインストール直後なのであれば、一応ちゃんとインストールされているか確認しときます。ここでちゃんと出てこなかったら自力で確認してGitの設定を手動でしなくてはならなくなるので出てくることを祈ります👍
git --version
と入力したEnterを押します。
git version x.xx.x.windows.1
のようにバージョン(xは数字)が出てくればインストールできています。
Gitにユーザ名とメアドを登録する
さそくGitにユーザ名とメアドを登録します。ここで登録するユーザ名とメアドはgitHubのとは別のものだけど、どっちも一緒にしといた方が楽そう。
git config --global user.name "ユーザー名は任意(半角英数字とハイフンは入れられた)"
と入力してエンターを押すと「$」に戻るので、今度は
git config --global user.email "メールアドレス"
と入力してエンターを押すと「$」に戻ります。
git config --global --list | grep user
と入力してエンターを押すと登録したユーザ名とメアドが表示されます。
なんだかいろいろ細かい設定が必要になるときもあるみたいだけど、とりあえず個人で始める場合、最初はコレでOKかと思います。
会社などでユーザの切り替えなどが必要な場合は参考にしたい↓
秘密鍵を作る
秘密鍵はGitHubとやりとりするための「本人証明」するための鍵です。GitHubに登録する公開鍵と、PCに保存している秘密鍵とペアになっていて二つを照合して確認してくれるので安心です。
設定がめんどくさいけどね!✊
秘密鍵は別の用途でも使う
この鍵はGitHubだけじゃなくて、レンタルサーバでSSH接続するのにも作って使ったりもします。ただし、同じ鍵を使いまわすのはよろしくないので別々に作ります。
作り方
Git Bash等を起動して、
ssh-keygen -t ed25519 -C "メールアドレス"
を入力してEnterを押すと
Generating public/private ed25519 key pair.
Enter file in which to save the key (/c/Users/自分のPCユーザー名/.ssh/id_ed25519):
と出てくるので、そのままEnterを押します。鍵の名前(ファイル名)を変えたい場合は
Generating public/private ed25519 key pair.
Enter file in which to save the key (/c/Users/自分のPCユーザー名/.ssh/id_ed25519):/c/Users/自分のPCユーザー名/.ssh/鍵の名前(ファイル名)
にしてEnter押します。※ファイル名は拡張子なし。ここでファイル名を変えると後で別に設定も必要になります。
※「:(コロン)」の後「~/.ssh/ファイル名」でもいいとChatGPTさんがおっしゃったのですが、その通りするとエラーになりました。ここは[/c/」からのパスを入れないとダメでした。
Enter passphrase (empty for no passphrase):
「:(コロン)」の後にパスフレーズを入力してエンターを押します。※パスフレーズはパスワードと違って空白(スペース)が使えます。
※パスワードっぽいものは打ち込んでも文字が一切出てきません。よくある●●●●●●みたいなのも出ないので一瞬「何も打てない」と思ってしまいますが、ひっそり見えない状態で入力だけされてます。打ち間違ったと思ったら、Back Spaceキーを文字数以上押して消した後、もう一度入れ直します。
安全なパスフレーズを考えること
・8文字以上(15文字以上推奨)
・英字(大文字・小文字)、数字、記号、スペースを組み合わせる。
・誕生月日や単純な単語は避ける。
Enter same passphrase again:
再度、「:(コロン)」の後に同じパスフレーズを入力してEnterを押すと下のような表示がされます。
Your identification has been saved in /c/Users/自分のPCユーザー名/.ssh/id_ed25519 or 鍵の名前(ファイル名)
Your public key has been saved in /c/Users/自分のPCユーザー名/.ssh/id_ed25519 or 鍵の名前(ファイル名).pub
The key fingerprint is:
(暗号っぽい一文)
The key's randomart image is:
(アスキーアートみたいな何か)
/c/Users/自分のPCユーザー名/.sshの中に、id_ed25519とid_ed25519.pub、または自分がつけた名前とその.pubファイルが出来ています。
出来ているファイルの名前を任意の 「自分がつけたい鍵の名前」と「自分がつけたい鍵の名前.pub」に変更することができます。※ペアなので両方同じ名前にすること。あと日本語はアカンで。
こういう作り方もできる
ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com" -f ~/.ssh/鍵の名前(ファイル名)
でEnterすると、後はパスフレーズを2回入れたら作成されます。この書き方だと~/.ssh/というパスを略した書き方でもちゃんとできる不思議。
Configファイルに設定をする
/.sshの中に、id_ed25519とid_ed25519.pubの鍵を作った人は不要です。別の名前の鍵を作ったり、後から変更した人はやらないといろいろ失敗します。
エクスプローラーで「PC>ローカルディスク(C)>ユーザー>(ログインしているユーザ名)>.ssh」を開いて、作った鍵(.それぞれpubなし、.pubありの同じ名前のファイル)があるのを確認します。
「右クリック>新規作成>テキストドキュメント」を選択して「新規 テキスト ドキュメント.txt」を作ります。
名前の変更で「config」という名前にします。
※「.txt」が残りやすいけど「config.txt」はダメなのでちゃんと消して「config」だけにすること。
作ったファイルをメモ帳やVisual Studio Code等で開いて↓を書き込みます。鍵のファイルがid_githubとid_github.pubの場合、
Host github.com
HostName github.com
User git
IdentityFile ~/.ssh/id_github
と書き込んでから保存して閉じます。
鍵を1個作ってconfigファイルを追加した.ssh内は↓のような構成になります。
/c/User/自分のPCユーザー名/.ssh/
├─ id_github
├─ id_github.pub
└─ config
