
当日見る作品を決められる映画のチケットを数か月前に購入したのですが、予定がなくなったりそれを使う必要がなかったりで2枚残っていまして、ふと見てみたら有効期限が来月中だったので、前から評判が良いと聞いいて、今日が上演最終日の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』を見に行ってきました。
『忍たま乱太郎』は学園長、山田先生、土井先生、ヘムヘム、食堂のおばちゃん、乱太郎、しんべヱ、きり丸しか知らないから話がわかるか心配だったのですが、ちゃんと理解できました。
良かった!😀
知らない人もたくさん出てきたけど、大丈夫でした👍
ネタバレありのあらすじと感想
ざっくりしたあらすじ
土井先生が、タソガレドキ忍者の諸泉尊奈門(もろいずみそんなもん)に果たし状を貰って決闘して適当にあしらった後、崖から川に落ちようとして何かにぶつかりそのまま行方不明になる。諸泉尊奈門に報告を受けて上司の雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)が一緒に忍術学園に確認&報告に来る。山田先生と6年生たちが土井先生を捜索することになり、タソガレドキの二人は土井先生と山田先生の代わりに臨時教師にされる。1年は組の生徒たちは、出張中と聞かされていた土井先生が記憶を失い洗脳されてドクタケ領の軍師になっているのを知ってクラス全員で助けに行く。
感想
土井先生ときり丸中心の話だった
土井先生、忍たま達に振り回されている印象しかなかったので、強くて有能なことに驚きました。
有能なくせして簡単に洗脳されてたけどw
きり丸が天涯孤独で帰る家がないのも、土井先生と一緒に暮らしていたのも今日まで知らなかったので驚きました。
そして最後の「一緒に帰ろう」でウルっときてしまいました。忍たまで泣かされかけるとは思わなかったです😅
危険な場面ではベテランに任せるのも大事
忍たまの世界は、大人が子供のすることを頭ごなしに否定しないし尊重していていいなと思います。
でも、友達が心配だから残るというクラスメートたちを説得できずにそのまま居残らせていたのですが、こういう場合はちゃんと怒ってでも避難させる方がよかったんじゃないかなと思いました。
命が危険な場所に10歳の子供を複数で居残らせてしまうと、本人たちだけでなく、それを守る人達も危険に陥りかねないので、それをちゃんと説明して納得&避難させてほしかったです。
大人にも応えられる要望と応えられない要望があるというのをわかってもらった方がいいと思うし、経験値が少くて危険な場面では我を張らず、信頼できるベテランに従って後ろに下がるのも大事だと思うので。
洗脳用の漫画読んでみたい
ドクタケ忍者たちの本拠地に掲げられた「世界平和♡」も「愛と正義」も忍者隊のダンスも普通に胡散臭すぎでした(特に最後の♡)。実際土井先生も冷めた目で見ていたので、多分これらに洗脳効果なかったんだろうと思います。
それにもかかわらずばっちり洗脳されてたので、これは持っていた洗脳用の漫画の出来がよっぽどよかったに違いないと思ってます。
是非読んでみたい!✊
雑渡昆奈門さんは先生としても有能
最初ちょっと怖い人で先生に向いてないんじゃないかなと思っていた雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)さんでしたが、すごく良い教師でした。笑い方(顔は怖いけど)さわやかだし、順応性高いし、授業わかりやすいし、多分人を育てるのが好きな人なんじゃないでしょうか?
山田先生の息子の利吉君+二人を相手にしている時も、きっちり痛い目を見せつつ、死なないように配慮するという絶妙な手加減の仕方でした。
暗殺をやめるのもちゃんといろいろ計算してて気配り上手だし、理想の大人って感じがしました。
20歳くらい年下だけど、馬足元にも及ばないわー😅
6年生が元服はしてそうな年齢でホッとした
乱太郎たちの先輩は、知らない子たちばっかりだったけど人気がありそうだなと思いました。学年を聞いたときには、忍術学園って小学校と同年齢の制度かと思って、
「見た目青年なのに12歳なの!?」
とびっくりしてしまったけど、後で15歳とわかってなんとなく安心しました。今の感覚だと危険な仕事するには15歳でも若すぎるけど、室町時代だったら元服してて、大人扱いされるんだろうなと思ったので、まだ納得がいきますし。
だいたいのことはしんべヱが解決する
全体的にシリアスとご都合主義が絶妙な映画でした。そのバランスを上手に取ってるのってしんべヱじゃないでしょうか?敵に上手にインタビューして知りたい情報をゲットするわ、壁を食べて脱走するわ、臭いで目的地にたどり着くわ…しんべヱいなかったら死人出てそうな展開でしたし、ほんとに
しんべヱすごくない?
乱太郎は”白米系”主人公だと思う
正直、しんべヱは映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のアスラン以上の立ち位置だったと思います。そして、今回はきり丸中心の話とはいえ、
乱太郎、主人公なのに影が薄すぎない?😅
と、思わないでもないのですが、映画は特別で、食事でいうと記念日の高級フルコースみたいなもんです。最近ご飯食べない人も多いみたいですが、馬は1日1回は米のご飯が食べたいです。味は淡泊だけど、なんにでも合うし、万能です。きり丸としんべヱだけだったら、クラスメイトとの意思疎通も難しそうだし、地味だけど作品には必須。乱太郎はそういう白米みたいな主人公なんだろうなと思ってます。ちなみに「動物のお医者さん」のハムテルもそれ系の主人公だと思ってます。
その他感想と気づいたこと
- 流血を彼岸花で表現するの上手いなーて思った。
- 月がホラー仕様だったけど最後は普通(のウサギ)に戻った。
- 土井先生の武器は出席簿(鉄板入り)
- 主役3人組を中心に、1年は組の訓練されたボケが素晴らしいw
- きり丸の特殊能力がすごい。伸びた耳はちょっとハッピーターンに見える。
- ドクタケは殿様と忍者隊ボスのトップ二人以外は良い人そう。
- …と思ってたけど、八方斎も普段は映画程非情ではないらしいと後で知った。
- ドクタケ城のお殿様の「雪だるま」軍配が可愛かった。
- テンキは「天鬼」と書くらしいと後で知ったが、映画見ている間、なぜかずっと「天気」だと思ってた。
- きのこ集めのバイトをしていたきりちゃんのせいで、「周囲の国がキノコの名前に見える」と思っていたが、元からキノコだったww(冤罪だった)
- ドクタケ忍者隊は何故夜でもサングラスをしているのか?
- 「きり丸がバイトをキャンセル→深刻度MAX」というクラスメートの判断w
- 先輩が主役3人組を「乱きりしん」とまとめ呼びしてた。呼びやすそうw
- 諸泉尊奈門はしょせんそんなもん
