映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』(ネタバレあり)

写真ACからもらってきたベネツィアの海辺と街燈。映画がこういう雰囲気だった。

まだ放映が始まってから2週目が終わったところなのに、すでに1日1回上映になっていたので慌てて見に行きました。

「岸部露伴は動かない」のコミックスの一番最初がこれだったと記憶しているいますが、短編を大分膨らませた話になってて面白かったです。馬はコミックスは1冊目しか読んでいないので、後半は全く知らない話でしたが、もしかして2冊以降に似たような話があって融合させているのかもしれません。

それはそうと、TVドラマから見ていますが、「岸辺露伴は動かない」というタイトルが今頃気になっている馬です。

露伴先生ずっとめっちゃ動いてるしw

とはいえ露伴先生、身体はめっちゃ動かしてるけどメンタル強いというか、軸は全く動かない感じがするので、間違ってないですし、「岸辺露伴はめちゃ動く」というタイトルだとかっこよくないので、やっぱり良いタイトルだなーと改めて思いました。

~ここからネタバレあり~

ネタバレを含む話の流れ

  1. 編集の泉さんと一緒にいくはずだったベネツィアに先に行ってしまう露伴先生。
  2. フランスに引き続きイタリアのスリにまでファンがいる大人気漫画家の露伴先生。
  3. 教会の告解室の司祭の方に入ってみたところ、懺悔しに来た人がいたのでそのまま司祭の振りして懺悔を聞いてしまう露伴先生。
  4. その後、聞いた懺悔話の関係者にやたらと遭遇する露伴先生
  5. 懺悔で聞いた呪いが自分の仕事にまで影響しているのに気づいて不愉快になる露伴先生
  6. 呪いなのかそれを発している霊なのかわからないけど、対象をまんまと騙して影響下を脱する露伴先生
  7. 自分がまきこまれている「懺悔してた男の娘の呪い」だけ解いて、懺悔してた男に対する感想を述べる露伴先生

感想とか

「懺悔した男」は長いから以下「懺悔男」で統一します😎 (公式サイト見たら「田宮」て名前がついてたけどw)

スリから買った(?)仮面の持ち主に仮面を返しにいった先が懺悔男の娘のところだったり、元々露伴を読んだ学校の理事が露伴先生のファンで娘の結婚相手だったりと関係者に都合よく会いまくっているのですが、「ご都合主義」として流しているわけじゃなくて、全部呪いで説明がついてしまうのが良かったです。

コミックスではイタリア人だった懺悔男と、何人かわからないけど最初に死ぬ浮浪者も日本人になってました。「同じ日本人同士」ということで浮浪者が懺悔男に声をかけてるのも自然な感じがして良かったです。

最初らへんから話の流れは漫画通りだったけど、出演者の人が皆熱演してたからかあんまり漫画っぽくないというか不自然な感じがしませんでした。馬は特に懺悔男の顔を変える前の役者さんがすごかったなーと思いました。

その他の感想箇条書き

  • 懺悔男の娘がいなくなった時、「マリア」、「マリア様」っ呼んでて「なんで自分の娘を様付けやねん?聖母マリア様にでも祈ってるのかい?」て思ってたら、父親以外にもう一人いたんだったと後で気づいた。
  • 今日見たWikiや公式サイトには名前がなかったが、マリアの子役の子が美少女で可愛かった。
  • 懺悔男の呪いに対する気持ちと親心がすごく複雑だなww
  • 公式ページに懺悔男には「田宮」て名前がついてたけど、顔変える前の懺悔男のところには「水尾」と書いてあった。身代わりをさせられた男の本名なのか、名前も交換していたのかは不明。
  • 浮浪者にも名前「ソトバ」というがついていた。普通は「外場」などの漢字なんだろうけど、この人の場合は「卒塔婆」の方が合ってる気がする。
  • 卒塔婆さん、漫画だともっとこき使われたあげくに亡くなっていたはずなんだけど、割とあっさり亡くなっていたので嫌なものを見る時間が短縮出来て良かったと思ってしまった。長かろうが短かろうが可哀そうなことには変わらないんだけど、映画館は逃げ場がないので、延々続いたら見ているのが大分辛かったし…
  • 露伴先生のイタリア語カッコいい。
  • イタリア語わかってないのに適格に会話している泉さん、相変わらずすごい。

露伴先生のしゃべり方が独特で好きです。声の出し方も「高橋一生」とはちょっと違う感じがします。あと、TVドラマで編集の泉さんもすごく好きになりました。リアルだけじゃなくて、作中で露伴先生と泉さんが夫婦になってもお似合いだと思ってます。

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