「生誕150年 山元春挙」展 滋賀県立美術館

「生誕150年 山元春挙」展 パンフレット、チケット、展示作品一覧、山元春挙伝記漫画

久しぶりに美術館にいってきました!「生誕150年 山元春挙やまもとしゅんきょ」展。
”滋賀県立近代美術館”が、”滋賀県立美術館”になってからは初めて行く展覧会です。
先月参加した日本画のワークショップはこの展覧会の関連イベントでした。

美術館や博物館に展覧会を見に行くのは好きなのですが、絵描きさんではないので、感想は全く専門的じゃないし、解釈感想も好き勝手です。あらかじめご了承ください😅

馬、展覧会行ってきた。

イベントで教えてもらった「仏教関係燃やしている絵」は2枚ともありました。
法塵一掃ほうじんいっそう」(経典燃やしている方)は、滋賀県立美術館所蔵だけど、「捨骼拾髄しゃかくしゅうずい」(仏像燃やしている方)は東京国立近代美術館の所蔵なので、一緒にみれるのは今だけです。
似たような背景で、同じようなことをしてるので、同じお坊さんかと思っていたのですが、絵の解説を読んでみると違う人のようです。どっちも唐代の禅僧ではあるようですが名前が違いました。よくみたら、後ろの建物の看板に書いてる字も微妙に違っていたので場所も違うみたいですね。

水のいろんな表現や、穴あき岩もちゃんと見れました。
雪山の絵もいくつもあったので、春挙は雪山描くのも好きだったのかも?

その他印象に残ったこと

金屏風絵(複数)
売れっ子の画家だけあって、金屏風にかかれた絵がいくつもありました。
金ピカで景気がいいな~

武陵桃源図ぶりょうとうげんず
船の通った跡をみて、船頭さんがものすごい勢いで絵の位置まで漕いできたのかなと思いました。
(・・・が、そういう跡ではないのかもしれない)

瑞祥ずいしょう
「古代中国の神仙思想に基づく蓬莱仙境を描いた大作」と産経ニュースで説明されてました。
なんとなく、小野不由美の十二国記を思い出しながら見てました。

馬図ポール・クローデル賛
上の空白部分に、ローマ字とたぶんフランス語で何か書いてある馬の絵。
最初は「筆に慣れてない人が緊張して書いてるんだろうなー」という字だけど、最後の方は大分のびのび書かれてて字の変化が面白いです。
絵の余白に書かれた評価文などを「さん画賛がさん」といって、「自画自賛」の「賛」と同じだというのは、今回初めて知りました。

膳所焼ぜぜやき
膳所焼は遠州七窯えんしゅうなながま小堀遠州こぼりえんしゅうの好みの茶器を焼いた七つの窯)の一つです。江戸時代前期にはじまり後期に衰退していたのを、明治に岩崎健三と山元春挙が復興してまだちゃんと続いているそうです。今度、膳所焼美術館にいってみたい。

展覧会は2022年6月19日(日)まで

興味を持たれた方は、終了前にご覧ください

展示室の入り口で撮影OKもらいました☆