Startup Weekend全体の流れは⑴、⑵で終わりましたが、肝心の 自分達のチームのプランについて は具体的に書いていなかったのと、 「Startup Weekendってこういうものか~」と実感したこと もあるので、最後にこの2つについて書こうと思います。
馬の出したテーマは「自治会問題」
Startup Weekendの最初は、何か提案したい人は1分ピッチをするのですが、馬は「自治会問題」をピッチしました。
ピッチは「短い時間・簡潔な言葉で相手に提案を伝えること」を意味します。
引用:ピッチはプレゼンテーションとは違う?
馬の自治会役員経験
馬は自治会の役員を2回やったことがあります。
どちらの任期も会長・副会長ではない平役員でした。また、同期に会長副会長の経験者がいた上、他人に自分の仕事を押し付けようとするトラブルメーカーな人もいなかったので、運が良かったと思います。
世間的には若者扱いされない馬も、自治会では✨若手✨扱いなので、「1年だけだしー」と、誰でもいい仕事は割と積極的に引き受けました。出来ない時は無理強いもされず、何も言わない間に、他の人が買って出てくれて、個人的には穏やかに任期を終えることができました。
そんな感じで2期とも、のほほんと平役員をやっていた馬ですが、それでも自治会の問題は感じました。
任期中にも意見を出したりしましたが、会則を変えるには総会で承認されないといけないらしく、すぐに何かを変えるというの難しいのがわかりました。
人づてに聞いたものも含めいくつか挙げてピッチしてみました。
- 自治会長の仕事が多すぎる。
- 仕事の詳細を知らずに役員がきまるので、できない仕事にあたる人もいる。
- 自分のやったことがない役員の仕事は全然わからない。
- 自分が役員の時以外は、自治会の活動について無関心な人が多い。
- 高齢化で役員のなり手が減っている。
ピッチした時は、自治会問題を解決する案が何か出ればいいなと、漠然と考えていました。
チーム「ちしゃかい」
チームを作るプランを投票で選び、更にメンバーを募ってチームを作りました。なんとかチーム最低人数になれたので、チームとして認められました。
チーム名は「ちしゃかい」です。
チームになったときに名前を決めなくてはいけなかったのですが、じっくり考える暇もなかったので、どこかに書いてあった「地(域と)社(会を考える)会」の漢字をピックアップして平仮名にしてくっつけました。
チームを作ってすぐにホワイトボードもゲットして、2日目の午前中までは楽しく意見出しができました。
ビジネスになりそうなこともいくつかあって夢が広がります✨
2日目の午後からのコーチングで、現実に引き戻されます😅
盛大に広げた風呂敷をたたんで、現実に実現可能なレベルまで落とし込んでいかないといけません。
ただ、どうやっていいかわからなかったので、個人的に役員をやったことがある人達に意見を聞きにまわりました。
オーガナイザーの矢野さんからのご紹介で自治体コンサルタントをされている方とお話できることになり、3日の朝にご意見をいただきました。
3日は丸々スライドづくりにかけました。
現実的にビジネスとしてできることを考えると、自分達だけではできることが限られるため、最終的に大分こじんまりしたプランになりました。
プレゼン内容と結果
自治会の課題
- 役員でない時は自治会の活動に無関心な人が多い
- 自治会の役員になりたがる人がいない
- 業務負荷の軽減が必要。
- 必要情報が手に入りにくい。
- 相談相手がいない
解決策
- 業務内容の見える化
- 業務の切り分けにより、外注できるようにする
- 必要な情報の提供
自分達にできること:自治会ポータルサイトを立ち上げる
マーケット:
滋賀県内の自治体
顧客獲得方法:
馬の所属する自治会でお試し運用
収益:
まずはGoogleアドセンスなどの広告収入
プレゼンの結果
特に何か選ばれることなく終わる…🐴
結果がこうなったのは、プレゼンしたビジネスに「夢がなさ過ぎた」の一言に尽きると思います。
自分達ではできないけど、いくつか上がっていたビジネス案をあげてみたら、「それだったら2位だったのにー」とコメントをいただきましたので、別案を採用してたとして1位は取れなかったのですが…😅
そして他チームのプレゼンを見ていて自分達にできていないことがいくつかあるのに気づきました。
- 外に出て聞き取り調査をすること
- 外に出て実地検証すること
- SNSでアンケートを取ること
- 試作品を作ること
3日目は朝からいたので、時間的にはまだ出来ることはあったはずなのですが、正直、気力体力を2日目で使い果たしたので行動に移すことができませんでした。一瞬試作品のサイトくらいは作れるかなと思ったのですが、
もはや会場と家を往復して何かする元気はなかった・・・orz
「SWってこういうものか~」と実感したこと
最初に知っておくべきことかもしれないのですが、馬は新しいことはぶっつけ本番なタイプなので、最初に産業支援プラザで聞いたこと以上の予備知識なしで参加しました。
参加して、実感したこととか、次回参加するときこうしようとか、いろいろ思うところもあったのでまとめておこうと思います。
意味や目的は自分で考える
発表前に「優勝にはあまり意味はない」とか「優勝は目的ではない」とかいうを何度か言われました。
選ばれないチームも多いので、そのフォローもあるかもしれませんが、そのままの意味で大事なことなのでしょう。馬も、このワークショップの意味や目的を、優勝だけに置くのはもったいないと思いました。
意味や目的は人それぞれですが、「何(どんな体験)を得たいのか?」というのを考えて、それを目的に据えると良さそうです。
例えば、日頃、経営者として会社を動かしている人は、同等の立場で協力して何かをする機会が少ないと思いますので、社内ではできない経験ができると思います。
ちなみに、馬は「知らない人同士での協力体験」がしたかったので、十分目的達成です。
協力することについてのアドバイスももらえましたし、大変有意義でした👍
役割に徹するのもあり
初日に会場での受付時に、自分の役割を3つの中から選びです。
- ハスラー -Hustler
- ハッカー -Hacker
- デザイナー -Designer
馬は、初めてで勝手がわからなかったので、とりあえずハスラーにして、その後は自分だけでなく、他の人の役割もあまり気にしていませんでした。実際、全然ハスラーではなかったとは思いますが、選んだ役割を誰かに押し付けられることもなく、のびのび参加できました。
聞いてみたら「初参加でよくわからないので適当に選んだ」という人も多かったようです。
他の人に役割を押し付けるのはどうかと思うのですが、自分で意識して、役割に徹するのも参加の仕方としてありかなと思います。あれもこれも自分でやってしまいがちの人にはいい機会かもしれません。
参考)「Startup(スタートアップ)」の意味
まず、(Startup Weekendというより)Startup(スタートアップ)の役割について。
「スタートアップ」というのは、「起業したての企業(シャレではない)」のことかと思っていたのですが、完全に別の意味らしくて混乱しました。
スタートアップとは「新しいビジネスモデルを開発し、ごく短時間のうちに急激な成長とエクジットを狙う事で一獲千金を狙う人々の一時的な集合体」である。
引用:現代のスタートアップチーム構成における6つの役割とは
引用:ベンチャーとスタートアップの違いを徹底解説!
スタートアップは「破壊的イノベーション」です。今までの常識を壊して新たな価値観を生み出し、過去に事例のない新規ビジネスを展開します。
馬のアイデアには明らかに革新性はなかったなぁ・・・。
次回参加するときはそこも考えて参加したいです。
定義だけみてみると、Startup(スタートアップ)はIT技術バリバリのプロダクトに向いている気がしますが、チームができて最初のうちはそういうのにあんまりこだわらない方が面白いアイデアが出てきそうです。馬に思いつかないだけで、IT系のビジネスじゃなくてもStartup(スタートアップ)に向いてるビジネスがあるかもしれませんし。
スタートアップチームの役割
最小のチーム構成:「Hustler」「Hacker」「Hipster」
(中略)この3人を中心に、資金調達を行い、速いスピードでプロダクトを作り、世に出す。そして、その3人をまとめるのが共通したビジョンである。
Hustler(ハスラー):ビジネス担当
資金調達や営業、パートナーシップなどのビジネス開拓をする役割Hacker (ハッカー): 開発担当
コーディングやエンジニアリングを通じてプロダクトの開発をする役割Hipster(ヒップスター):デザイン担当
プロダクトのUIや全体のUX, ブランド素材などのデザイン全般※Designer(デザイナー)がHipster(ヒップスター)に名前が代わってますが役割は同じのようです。
引用:現代のスタートアップチーム構成における6つの役割とは
役割もワークショップの最初のうちは気にしないで自由に意見を出して、2日目のコーチングの後くらいから役割に徹してやってみるといいのかなと思いました。
ペース配分を考えないとダメだ…
2日目で力尽きたので、実感したのがコレです😅
いろいろと反省して、自分が最後まで頑張れそうな作業配分を考えてみました。
実際はチームでのワークショップなので、勝手に考えた配分で作業を進めるのは難しいかもしれませんが、自分だけでも意識しておくと、気力が尽きるのは避けられるはず。多分
1日目~2日目午前中
- とにかくたくさん案を出す。(現実的じゃなくても全然OK)
- コーチング直前の1時間でビジネスとして成立しそうな案を箇条書きで出す。
(本来の意味のStartupの意味にこだわらなくてもOK)
2日目コーチング
- コーチに箇条書きしたビジネスでどれが革新性があるか、どうしたら革新性を持たせられるかを聞く
2日目コーチング後
- 革新性があると思われるビジネスを一つにしぼって、プレゼンの流れを決める。
- 3日目にやる作業を決めて役割分担する。
3日目プレゼン前
- 2日に決めたことを各自やる。
- 1時間前にスライドを完成させて、プレゼンの練習などをする。(つっこみを入れつつ修正する)
後は適度に休憩を取ること。いろいろと夢中になっていると休むことを忘れがちなので、休憩する時間をあらかじめ決めておくとよいと思います。
他のチームのプレゼン内容を勝手に公開するのはダメ
参加する前に聞いたStartup Weekendの説明では、実際商品化したビジネス以外は具体的に話を避けておられる印象があったので、質問をしたところ
「他の参加者が考えていたアイデアや発言を
切り取って公開の場に出すことは認められません。」
との回答をいただきました。
ほんと聞いてみてよかった!!
「アイデアがStartupの定義から外れていたとしても、他のビジネスに活かせるかもしれないし、勝手に発表されたらイヤだよね~」て、今なら思いつきますが、若馬の頃だったら絶対やらかしてた気がします😱
恥の多い馬生だから…😑
※今回、参加チームのプレゼン内容を書くにあたり、他のチームメンバーの許可はいただいてます👍
日常的に使っているデバイスを持って参加した方がいい
今回一番実感したのは、仕事や生活で使っているデバイス(スマホ・タブレット・パソコンなど)は持っていた方が良かったということです。
今回いつもノートパソコンのディスプレイがダメになったので、スマホとタブレットをもっていったのですが、日ごろパソコンオンリーで仕事していて、スマホもタブレットあまり使っていないので、有効活用できませんでした(´・ω・`)
すべての人に必要ではないかもしれませんが、少なくとも馬が自分にできることをやろうと思ったら、パソコンは必須でした…orz
今回経験したことを可能な限り次回に活かせたらと思います。
Startup Weekend 守山 Vol.7の報告は以上です。
ここまでご拝読いただき、
ありがとうございました😊
正直、全部読んでる人いるのかなって思ってる・・・😅