勝利と幸福を授ける神様 太郎坊宮

2022年6月18日(水)に、東近江市にある太郎坊宮に行ってきました。
京都サンガF.C.サポーターの友人が勝利祈願したいと、5月に行く予定だったのですが、いろいろあってのびのびになっていました。とりあえず暑くなる前に行けて良かったです。
撮影は人がいない間にコソコソイソイソと行いました。

最近気付いたのですが、馬は自撮りが難しいです。

実は、太郎坊宮にくるのは今回が初めてではありません。
前回は2/3ほどを車で登ったのですが、京都サンガが今年J1に上がったので、今回は更にチームをパワーアップさせようと、山のふもとに車を止めて階段をあがることになりました。
上の写真は、階段が始まるところです。
日頃あんまり運動していないので、740段あるという階段はきつかったのですが、曇りで比較的涼しかったので良かったです。

聖徳太子が建てた神社

太郎坊山(赤神山) 

現地でもらった神社の「由緒書(パンフレット)」によると、「太郎坊宮たろうぼうぐう」こと「阿賀神社あがじんじゃ」は、西暦600年頃に、聖徳太子が正哉吾勝勝速日天忍穂耳命まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみことを祀る社を作ったのがはじまりらしいです。

御祭神の名前が異様に長いなと思って調べてみたら、神話などでは「天忍穂耳命あめのおしほみみのみこと」になってました。頭部分の「正哉吾勝勝速日まさかつあかつかちはやひ」については、解釈はいろいろありそうだけど、「俺勝つで!めっちゃ速く勝つんやで!!👍」という自己主張っぽいので、多分「どんと来い超常現象上田次郎教授」 みたいな呼ばれ方なんだなと思います。

今年2022年は聖徳太子の没後1400年目なので、「聖徳太子の足跡めぐり」のパンフレットが参集殿に置いてありました。聖徳太子関連のイベント情報や、聖徳太子所縁の深い社寺の紹介と、周辺の寄り道スポットの紹介が載っていました。興味のある方はサイトをご覧ください。

太郎坊天狗

二五八祭公式キャラクター「かぁくろう」の像。(クリックで全体写真)

参集殿の近くに、可愛い天狗の石像がありました。
東近江青年会議所が主催するお祭り「二五八祭にごはちまつり」の公式キャラクター「かぁくろう」の石像です。「かぁくろう」のモチーフは赤神山の別名にもなっている天狗の「太郎坊」です。

※2022年6月30日現在、今年2022年二五八祭の開催のお知らせは掲載されていません。

太郎坊天狗の話は全国のあちこちに残っているのですが、ネットの情報では、どの話が同一天狗なのか、同名の別天狗なのかわかりませんでした。

手持ちの資料とネットで、阿賀神社所蔵の資料にも書いてそうだなーと思える太郎坊天狗についての情報は

  • 阿賀神社の御祭神の守護神になっている。
  • 西暦799年、最澄(伝教大師)に「成願寺じょうがんじ」を建てさせた。

の2点でした。

「別の山に弟の次郎坊が住んでいる」説が書いてあるのもたくさんありましたが、次郎坊天狗もいろんな話があるので、赤神山の太郎坊天狗の弟がどの次郎坊天狗なのか特定するのは諦めました。
そもそも赤神山の太郎坊が一人っ子ならぬ、一天狗っ子だったら、特定しようとしても無意味だし…😅

馬、お参りする

夫婦岩前の馬。なんだこのポーズ…

岩の間は幅80cm、長さ12メートル。神社の由緒書に「この岩の間を通って参拝するものは、即座に病苦を除き所願が成就するが、悪心のある者は岩に挟まれる」と書いてありましたが、無事通り抜けました。

岩の隙間を抜けると、少し高いところに本殿が見えました。馬にはよくあることですが、また写真は撮り忘れました…orz

本殿に上がる手前に、無人の授与所があります。そこに置いてあった「参拝の作法」と「参拝の唱えことば」が書いた紙を参考にしてお参りを終えました。

授与所にあるお守りの初穂料は、本殿におられる助務の方にお納めします。

本殿をお参りした後は、展望台で景色を楽しんで、先に進みます。
ここから山を下っていくのですが、なかなか急な階段で怖いです。
下手に落ちたら死ぬと思うので、気を付けて降りましょう。

降りていくと一願成就社(願掛け殿)に着きます。例によって写真はないですが😂
わざわざ願い事を一つに絞るあたり、願いを叶えてくれそうな感じがします。
お百度参りの案内もありますが、思い立ってすぐできるものではないので、今日はお社にお参りするのみです。

馬はサッカーには詳しくないので、違うことをお願いしました。

お参りが済んだら後は帰るだけです。
ひたすら黙々と階段を下りていきます。多少膝に負担はかかりますが、体力的には降りる方が断然楽です。

参集殿近くの駐車場に車を置いている人は、うっかり階段で山を下りきってしまわないよう気を付けましょう。

※  ※  ※

今回も神社のメインのところだけ回りました。階段を登ったので、最澄さんが建てたと言われる成願寺じょうがんじの前も通ったのですが、体力的に見る余裕がありませんでした。
由緒書によると、他にもいろいろ細かい見どころがありそうなので、できれば次回は成願寺じょうがんじも含めて、ゆっくりじっくりお参りしたいと思います。

次の参拝も、京都サンガの戦績によると思うけども😋

※今回の写真は2019年撮影と2022年撮影のものが混在してます。

赤神山から少し離れたところから参道になってます。
夫婦岩の通り道。
幸い誰かが挟まれたような形跡はありませんでした。
口から手水~♪
今回は柄杓が撤去されてました。
ちっさかわいい鳥居がありました。

※↓更に2024年3月16日の写真追加。

本殿近くからの景色
別方角の景色